街頭活動開始

 タテマエとしてはあくまでも日常の政治活動の一環として、街頭活動を始める議員が増えてきたように思う。私も昨日(1月5日)から街頭活動を始めたところであるが、まだあまり自信はないので、人通りの多い時間帯を避けてぼつぼつとやっている。前回投稿した「街頭活動のための檄文」を何とか覚えて「演説」をしている(つもり)なのだが、言い間違えはまだいいとして、次のコトバなかなか出て来ずに冷や汗をかくことも何度か。

 しかし、それよりもツライのは、ほぼ完全に通行人に無視されていること。だいたい街頭演説なんて、よほどの有名人がやらなければ誰も聞いてくれない、ということは、私も何度も見てきたことである。ほんの少しだけでも聞き耳をたててくれれば、ヨシとするしかないが、それも心許ない。誰もが「エッ」とビックリして注目してくれるような「政策」が欲しい・・・。

 私の檄文は、私の活動方針や、宝塚市議会が抱える問題などを述べているが、政策には何も触れていない。私の政策をここに掲げると①財政の健全化、②行政の透明性確保、③教育の充実であり、その具体的な内容は、議会でもシッカリと述べてきたつもりである。ところが、そんなことを街頭で通り過ぎてゆく通行人に語ったところで、聞いてもらえないどころか、聞いても理解していただけないだろう。

 有権者の心をワシ掴みにするような政策・・・。そんな政策をつい先日、東京都の小池知事がブチあげた。全ての子育て家庭に月額5千円を支給するという。私にはトンデモないバラマキとしか思えないが、マスコミの受けはいいようである。そう言えば、大阪府の吉村知事も子育て家庭にコメを配るとか言ってなかったか。そしてその前は、どこかの町長選挙で、政府とは別に町独自のコロナ給付金を全町民に支給する、などと言って当選した町長がいた。その町長は、当選後間もなく公約を撤回したが、町長の職を辞任せずに居座っているようである。

 

街頭活動用のぼり