宝塚市長はもっと自分をオープンに

 宝塚の山崎市長は「あなたにオープン」というスローガンを掲げてで当選された市長であるが、今迄に公表されたプロフィールはごく簡単なもので、市民の知りたいことがわかりにくいだけでなく、わざとわかりにくくしているようなところがある。そこで市のホームページの「市長への質問」のコーナーを利用して、質問状を送った。以下は私が送った質問と、市の秘書課から返ってきた回答である。私の質問に正面から答えるものではないし、まだまだ隠そうとしている部分があるように思われる。しかし、市長(秘書課)としては、これ以上のことは一切オープンにするつもりがないようなので、後は想像するしかない。想像しただけのことを無闇に書くわけにもいかないので、ご了承いただきたい。

質問1(私の質問)市長の経歴を拝見すると、神戸女学院大学を卒業後、京都大学と神戸大学の法学研究科を修了されたことになっています。その後、市長は弁護士資格を取得されているので、法学研究科というよりも法科大学院を修了されたのではないかと思います。法学研究科とは、一般的には研究者(大学教授など)を養成するコースであり、法科大学院は弁護士など法曹を養成するコースです。法科大学院も法学研究科の中に設置されているようですが、通常は法学研究科と法科大学院は区別するのが常識です。もし、市長が、法学研究科ではなく法科大学院を修了されているのなら、なぜ法科大学院を2つも終了する必要があったのですか。市長が弁護士資格を取得したのはいつですか。

(秘書課の回答)山﨑市長の経歴につきまして、京都大学大学院、神戸大学大学院、それぞれ法学研究科を修了し、専攻はいずれも文部科学省が設置基準を定める専門職大学院のうちの法科大学院に該当します。京都大学大学院を修了後、学んだことを生かし、他の分野の職務に従事し、その後、再度法律家の道へ戻るため、神戸大学大学院へ入学しました。神戸大学大学院修了後、約1年の司法修習を経て、平成27年に弁護士登録を完了しました。

質問2(私の質問)市長のプロフィールを見るとご家族のことなど何も書かれていません。ネットで検索しても市長のご家族のことは何もわかりません。しかし、政治家はそのプロフィールとして、家族のことやペットの犬のことまでオープンにしている方が多くいます。現代の政治上の重要問題として、少子高齢化や子どもの教育の問題がありますが、政治家がそれらの問題に対してどのような見解をもっているかは、家族構成などがわかれば大いに参考になります。山崎市長にもせめて家族構成ぐらい明らかにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(秘書課の回答)ご質問くださいました市長個人の情報につきましては、市政に関係のない内容であると認識することから、回答いたしかねます。ご理解賜りますようお願い致します。

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