立憲民主党を離党します。

今月限りで、立憲民主党を離党することになりました。立憲民主党兵庫6区支部長 櫻井 周氏(衆議院議員)並びに相崎佐和子氏(兵庫県議)と話し合いをした結果です。立憲民主党での活躍を期待して私を支持してくださった方々には心苦しい限りですが、今の私にとってはまことにやむを得ない決断というよりほかなく、どうぞご理解をいただきたいと思います。

私はもともと民主党政権が誕生した頃より、自民党に対抗しうる第二の保守政党として民主党(のち民進党)を支持してきた者です。立憲民主党発足後は、創立者の枝野幸男氏がリベラル保守の人であることから、同党の中に自分の居場所もあることを信じ、その一員として活動してきました。宝塚市の市会議員に当選してからは、立憲民主党の中でも保守としての自分の立場を明らかにするように努めてきたつもりです。

ところが、宝塚を含む立憲民主党兵庫6区(宝塚、川西、伊丹)は、旧社会党の出身者をはじめ左派系の方々が中心であり、党内少数派の私としては党の拘束を受けるため、議会の中で議案の賛否も意見の表明も自由にすることができません。また国政選挙などにおいて社民党や共産党の協力を得ることが不可欠のことから、彼らとの協調は何にも増して重要であり、重要な局面で彼らの意図に反することは許されません。

このような制約を受けることなく、もっと自由に意見を述べたい、という気持ちが強まる一方で、今年は国政選挙をはじめ重要な選挙が続くことから、党内の不協和音を排除して結束を固めたい、とする党執行部の意図も理解できます。かくして私は立憲民主党を離党し、今後は無所属の議員として活動して参りますが、立憲民主党に対しては、自民党に対抗しうる保守政党として今後も期待する気持ちに変わりがないことは、申し上げておきたいと思います。

補足:保守とは何か。

立憲民主党の枝野代表は「我こそは保守本流である」と述べることがあります。その意図するところは、「先人が積み重ねてきたルールを尊重し(立憲主義)、急激な改革はしない」ということにあります。コトバの定義としてはそれで十分と思いますが、私はもう少し具体的に、1.国民の自由と自主独立性を尊重すること、2.国やふるさとを敬愛すること、3.福祉の向上とともに経済の成長や産業の発展を重視すること、なども保守の重要な要素であると考えています。

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